Wireless Japan 2025に出展しました

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1. 今年も出ました!Wireless Japan!

5月28日~5月30日の3日間、東京ビッグサイトにて開催されたWireless Japanに出展いたしました。毎年出展しているイベントではあるのですが、前年度を超えた展示をしていきたい!と毎年考えているため、結構気合を入れて参加しているイベントだったりします。

一昨年はロボットやVRゴーグルなどの展示とローカル5Gの組み合わせで展示をしておりました。また京セラみらいエンビジョンの展開しているサブスク5Gというローカル5G貸出サービスを展開した年でもありました。
昨年は実際にローカル5Gを体験してもらおうということで会場へシールドテントを持ち込み、テント内でスループット試験を行うということを行いました。Wireless Japanではそんなことをしている企業様が少なかったように感じたため、予想を超える人気コンテンツとなりました。
(通信業界の方は一緒に飾っていたシールドテントや基地局を設置するためのポールにも感動していらっしゃいました。)

そして、今年ですが、昨年ローカル5Gを会場に持ち込んでしまったので今年は何をどう飾るかという点が難しくなりました。
再度ローカル5Gを持って行っても「昨年と同じじゃん!」となってインパクトもないだろう、、、ということで、社内でかなり揉みました。
そしていよいよ今年の展示物が決まり、実際に展示をしてきましたので次章で紹介していきたいと思います。

2. 今年のテーマは「パッケージ」!

今年のWireless Japanは「ローカル5Gを使って色々してみたいけど接続できるものを探すのがめんどくさい!」という方や、「ローカル5Gがいいものなのはわかるけど、何ができるの?」という方へお勧めできるような、ローカル5Gの持つ可能性の気づきになる展示を目指しました。

当社にご協力いただける企業様の製品を展示し、ローカル5Gの先にあるソリューションも体験することでローカル5Gでサービスを行う上で思っていることが実現可能なのか、またこういう組み合わせもあるんだなと認識してもらえるような展示を意識いたしました。

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上記のように、ARグラス3Dホログラム、写真に写っていないところではロボット映像伝送ソリューションであるLiveU低遅延映像伝送ができるHLD-300N翻訳機5Gルータなどを展示し、またローカル5Gまで使わなくても...という方やローカル5G以外の高セキュリティ通信を求める方にうってつけのsXGP、本当に雷を「避ける」避雷針に変わる製品であるPDCE避雷球などを展示いたしました。
かなり盛沢山な内容です。
ちなみに写真の中央に映ってるデカイ箱は3Dホログラムです。肉眼でみると本当に3Dに見えるので不思議で面白い製品となります。

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(超低遅延映像伝送ソリューションHLD-300N)

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(重量物を運べる運搬ロボット)

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(SIMを複数枚使って映像伝送ができるLiveU)

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(ARグラスを実際にかけて、どのように見えるのか体験できる展示スペース)


写真は一例ですが、こんな感じで色々なものを展示いたしました!
そして、会場では「この商品ってローカル5Gとどう組み合わせるの?」というのがよく聞かれた質問です。そりゃこれだけ商品があったら不思議に思われる方も多いと思います。

例えば3Dホログラムですが、ホログラムの通信には有線(Ethernetケーブル)かWi-Fiを使うようになっています。SIMは入らない製品になります。じゃあローカル5Gと組み合わせできないじゃん!と思いそうですが意外と相性がいい製品だったりします。
状況を想像いただけるとわかりやすいと思うのですが、例えば今行われている万博を想像してみてください。
万博は今現在入場までにかなり並ぶことが問題となっています。そこで待ち時間にコンテンツを楽しんでもらうよう3Dホログラムを設置して、(待ち時間の解消とはなりませんが)待ち時間も楽しんでもらうようにしたとしましょう。
3Dホログラムには通信が必要です。ぱっと思い浮かぶ通信としてキャリア通信やWi-Fi、有線接続などが考えられますが、人口が一気に密集するためキャリア通信にとっては状況が悪く、Wi-FiもモバイルWi-Fiを持っている人が増えてきていることから、近場でないと電波干渉がひどく、すぐ途切れてしまうでしょう。有線も人が過密している中に敷設するとなると厳しいものがあると思います。
そこでローカル5Gです。ローカル5Gであれば他の電波と帯域が違うため、電波干渉せず、またSIMを使用するため不特定多数のユーザが使えるような回線ではない、つまり広い帯域を占有できるのでスループットが望めます。
3DホログラムにSIMはそのまま入りませんが、UEとホログラムを有線で繋ぎ、UEをどこか側面や背面、上面にくっつけておけば十分に電波は受けられます。また3Dホログラム自体もローカル5Gのエリア内であれば移設可能となるため、柔軟な設置が可能になります。こういった設置は他の場所にも活かすことができます。
例えば人が過密するライブ会場、スタジアム、競馬場等々、ローカル5Gが設置してあればあとは柔軟に設置を考えられるというのは強みになると思います。

ではARグラスはどうでしょうか。ローカル5Gと組み合わせて何か面白いことができそうではありませんか?

物を運ぶ運搬ロボットとローカル5Gを組み合わせる、これも人員配置に大きく寄与できるような設置方法などあると思います。

私自身、ARグラスとローカル5Gはこう組み合わせると面白いだろうなあとか、運搬ロボットとローカル5Gを組み合わせるならこうだろうなあというアイデアを持っています。ぜひ皆様にも、「こんなソリューションあるんだ!じゃあローカル5Gと組み合わせたら、、、」「自分の職場にローカル5Gとソリューションがあったらどう活かせるだろう、、、」等考えていただくと面白いのかなと思っています。

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そういったアイデアを現実のものにするために、上記写真のローカル5G対応のルータであったり、様々なUEを日々接続検証しております。

またご来場いただきましたお客様からお伺いしたソリューションでローカル5Gと組み合わせたら面白そうなものを多数お伺いいたしました。そのようなソリューションを持ち合ってさらにサービスが強化できたら、皆様も導入のイメージがもっとつきやすくなり、果てはローカル5G界隈が盛り上がるのではないかと考えています。
面白いソリューションをお持ちの企業様は、ぜひ一声かけていただけると有難いです。

3. 展示会のまとめ

総じて、今年の展示会もなかなか面白いものを展示できたのではないかと思います。

毎年皆様に何か思っていただけるよう気合を入れて展示物を考えておりますので、今年の展示会に参加できなかったという方や会場に行ったけど京セラみらいエンビジョンのブースは行ってないんだよな実は...という方は、ぜひ次回ご来場いただければ楽しい時間をご提供できるかと思います。

今後のイベント参加予定については、当社Webサイトにてご案内いたしますのでぜひご覧ください。

期間中ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました!
おかげさまで、大盛況のうちに無事に終えることができました。
今後もローカル5Gで精力的に活動してまいりますのでぜひ、何かあればお声がけください。
一緒に楽しいことができればいいなと思います。

ではまた次のイベントで!皆様ぜひお越しください!