1. はじめに
「この日次のデータ、4月からの推移を月次でサマリーにまとめられるかな」
Webサイトの運営担当者なら、一度は耳にする指示ではないでしょうか。以前の私は、この言葉を聞くと、憂鬱な気持ちになっていました。
なぜなら、その先に待っているのは、GA4(Google Analytics 4)の探索設定からはじまる、膨大な「Excel作業」
ですが、現在、私たちのチームではその作業風景は一変しました。
本コラムでは、GA4のデータをExcelで集計していた私たちが、BIツール「ThoughtSpot」へ移行して手に入れた、新しい分析の形をご紹介します。
2. 繰り返す「関数のコピペ作業」
GA4のデータを集計し、資料にまとめるまでには、いくつもの工程がありました。
1.データの準備 : GA4からCSVデータをダウンロードし、Excelに変換
2.紐付け : 「VLOOKUP関数」を駆使し、四半期や半期の列を用意したサマリーシートに結合
3.集計と加工 : 「SUMIF関数」で合計値を算出し、ようやくグラフを作成
一つのミスで計算がズレてしまうため、チェックにも気が抜けません。本来、私たちの仕事は「サイト流入を増やすための施策を考えること」のはずなのに、現実は「レポートを完成させること」に大半の時間とエネルギーを費やしていました。
3. 「関数」も「コピペ」も必要ない
そんな状況を変えたのが、ThoughtSpotでした。最大の違いは、データを見るために「数式」を書く必要がなく、知りたい項目を選択するだけで、表やグラフを完成させることができる点です。
イメージ図1 ライブボードに設定済みの日次の表(ページ毎のセッション数)
上記の表をもとにコピーして、「データパネル」から、「期間」「単位」「ページタイトル」「セッション数」など表示させたい項目を選択し、「タイプ」や「レイアウト」を選択することで、表やグラフを表示できます。
イメージ図2 新たに設定した月次のサマリー表(ページ毎のセッション数)
Excelのセルに入力されたVLOOKUPの範囲を指定し直していた時間は、一体何だったのだろう...そう驚くほどスムーズな体験でした。
4. ThoughtSpotへの移行でもたらされた3つの変化
移行によって、3つのメリットを実感しています。
① 「集計」がゼロになり、「分析」をはじめられる
データは自動で連携されるよう設定済みのため、手動のダウンロードや貼り付け作業が不要になりました。浮いた時間で「なぜこの月のアクセスが伸びたのか?」という、一歩踏み込んだ要因分析に注力できるようになりました。
② 「なぜ?」を解決できるドリルダウン
Excelで異常値を見つけても、原因を探るには、(もしかして関数のコピペミスかもという不安を抱えながら)元データに戻って、再集計が必要でした。ThoughtSpotは、気になる数字を右クリックするとドリルダウン機能が現れ、クリックしていくことでデータを深堀り(※)していくことができます。
※その数値に紐付けられているデータの範囲内で詳細を確認可能です。
③ チーム全員が「最新の数字」を共有できる
ライブボード(ダッシュボード)は、チームの誰もが、いつでも最新データを確認することができます。「レポート作成を待つ時間」がなくなり、意思決定のスピードが格段に上がりました。
5. おわりに
Excelは、素晴らしいツールですが、日々蓄積される膨大なアクセスデータを多角的な視点で分析するには、限界を感じはじめていました。
以前の私のように「レポート作成に追われて、改善施策に手が回らない」と悩んでいる解析担当者の方は、ThoughtSpotへの移行を検討してみてください。
大切なのは、数字をまとめることではなく、そこから「次の一手」を見つけ出し、ユーザーに価値を届けることです。ThoughtSpotは、私たちが本来向き合うべき仕事に集中させてくれる、次世代のBIツールだと実感しています。
※ 「ThoughtSpot」は、ThoughtSpot, Inc.の商標または登録商標です。
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