【ibossセキュリティコラム】
第1回 中小企業向け「低コスト」「短期間」「フルマネージドサービス」のSASEが必要な理由

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# はじめに

京セラみらいエンビジョン ICTインフラソリューション部の田端と申します。
ibossセキュリティコラムの記念すべき第1回目の記事を執筆することになりました。よろしくお願いします。

当社では、2025年4月から中小企業向けクラウド型SASEプラットフォームとして、ibossのサービス提供を開始いたしました。

中小企業向けクラウド型SSEプラットフォーム iboss(アイボス)

初回のコラムは、当社がibossを取り扱うに至った背景、解決したい課題等を紹介したいと思います。

# 最新の情報セキュリティ脅威について

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こちらは、IPAが公開している「情報セキュリティ10大脅威2024」です。ここ数年猛威を振るっている「ランサムウェアによる被害」は、直近でも1番の脅威になっております。組織被害の約53%が中小企業となり、前年から57.5%と急増しております。

そして第2位では「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃」となっております。攻撃者はセキュリティ対策がより脆弱なサプライチェーンを踏み台にして、上流プロセスの関連企業などの本命を標的とする攻撃が拡大しております。

ランサムウェアの被害は、大企業をターゲットにしているような印象を私も持っておりましたが、中小企業、サプライチェーンに攻撃対象がシフトしつつあるのが大きな特徴です。

# ゼロトラストセキュリティの導入状況について

このように脅威が中小企業、サプライチェーンにシフトしている中で、対策はどこまで進んでいるか、が気になりました。

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出典:MCA、ゼロトラストセキュリティの市場実態に関する調査結果より引用

こちらは、ゼロトラストセキュリティを導入している状況を従業員規模別にまとめた統計データになります。
赤枠で囲っている100-300人未満、300-500人未満の中小企業においてまだ導入率が低いことがわかりました。

では導入を阻害する課題はなにか。

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出典:MCA、ゼロトラストセキュリティの市場実態に関する調査結果より引用

こちらの統計データは、ゼロトラストセキュリティ導入検討時の課題を示しております。
導入検討時の課題は知識不足、限られた予算、人材不足が大きな要因となっているようです。
中小企業のこのような課題を解決するサービスを提供したいと考え、ibossでのサービス提供に至り、低コスト」「短期間」「フルマネージドサービス」のSASEサービス提供を目指し、今回サービスの提供を開始いたしました。

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第1回のコラムは以上になります。
次回はibossの当社サービスの全体像をご紹介いたします。