突然ですが、chatGPTは使われましたか。
近年AI技術は凄まじい速さで進化していき、これまで技術職の人間や専門職でしか使われていなかったような技術、大学の卒論テーマになるような物が、いよいよ一般人の手に渡るようになってきました。
昨年はイラストAIが一部で有名となり、学習に利用した物に問題はあるものの、技術的には素晴らしく、遂にここまで来たかと驚かされました。
また、今年23年3月にはchatGPT-4が公開されアカウントを登録すれば誰でも無料で使用することができることも相まって爆発的に利用者が増えた印象を持ちます。
chatGPT-4にこれまでのGPTシリーズと比べて進化した点を聞くと「GPT-4の開発やリリースに関する公式発表をまだ行っておらず、GPT-4に関する正確な情報を提供することはできない。ただし、今後の進化に期待が高まっています。(要約)」といった文章が返ってきます。
もちろんこの文書は嘘であり3月15日に正式な発表をされています。
ただ、私がここで何より感心したのは自然な言語でスラスラとした嘘を唱えるところです。
GPT-4ではより自然に言語を扱うことができるようになり、英語以外の言葉も使いこなします。
これは出力のみに限らず入力も含まれます。
プログラムを書く際に仕様をある程度明確にしてからAIに投げるだけで、それが実現されたコードが返ってくる。プログラマーはこれからこのAIと戦い続けることになります。
もちろん誤っているコードが返ってくることもありますが、それは他のサイトや文献を見ても同様です。どこかで間違えることは往々にしてあり、それ自体は問題ではなく、その返ってきた内容、調べた内容を精査し、正しいものを見極め、要素として使用しない事が問題なのです。
そのため私は現在の検索とほぼ変わらないと考えています。
ただ、AIの優れている点はこちらの口頭語で入力したものが高速で帰ってくる点。
正直なところ検索エンジンを使うより効率的だと感じました。
ですが、1点明確な弱点もあります。それはAIが最新の情報を吐き出せないということ。学習に使用する記事や文献などは常に新しいものを取り入れなければならずそれを生み出すのは現状人しかいないということ。そのため、最新のものはやはり人力で検索し、手に入れるのが一番になります。
ここで全体を振り返りましょう。
過去の文献を漁り、知識を取り出したい時はAI。新しい発想をし、定石を作るのは人という構図が自然にできてくると思います。
いずれAIがAI同士で相互に干渉し、その分担もなくなり、全てAIに代わるような時も来るかと思いますが、今はまだそこまで来ていないようです。
ちょっとSFチックな内容になってしまいました。
さて、先日そんなAIに対し、「人間と競合する知能を持つAIは、社会や人類に深刻なリスクとなりうる」として1000人以上のテクノロジー関係者が署名。アメリカで一時開発の中止が提言されました。
これに対しビル・ゲイツ氏は「今後の課題の解決にはならない」として反発。
この両者の言い分はどちらも正しく、利用する側の倫理観が追い付いていないと考えます。
AIは素晴らしく画期的です。
また、このまま無秩序な状態で使用されればあらぬ方向に進むことも間違いないと思います。人としてAIとどのように接していくかが試されている。これは一種の産業革命で、丁度時代の節目にいるような状態です。
新しい技術に乗るか、それとも旧時代に残り同じことを繰り返すか。
皆さんはどちらを選択しますか。
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